海外に住む孫とのビデオ通話を盛り上げる秘訣(ゲーム編)

海外で育む日本語

ネット経由のビデオ通話などで、遠くに暮らす相手とも、顔を見て会話できるようになりました。でも、スカイプなどのビデオ通話では、日本に住むおじいちゃんやおばあちゃんと海外で暮らす孫との会話は、あんまり続かないものです。顔をみるだけでは、もったいない!オンラインゲームを喜ぶ年齢(6歳頃から)の子供向けに、ビデオ通話を盛り上げるためのコツについてまとめました。

共有していない体験は伝わりにくい!?

日本語で日常会話ができる子供であっても、海外で暮らしていると、現地語の影響を受けて、妙な言い回しを使って話したりするので、普段から聞きなれていないと、意外と分かりにくいものです。そんな孫の日本語のクセには、日本に住む祖父母は苦労するでしょう。伝わりにくくて当たり前。孫にしてみても、一緒に住んでいるわけでもない祖父母にわざわざ伝えたいことは、あまりありません。つまり、共有できる話題がないのです。

祖父:「元気?」

孫:「うん、でも、この前、落ちて足が痛い。」

祖父:「落ちた?どこから?」

孫:「ん?ふつうに、パティオで。友達と追いかけっこして。」

祖父:「???……」

孫:「….」

あるあるのミスですが、スペイン語圏(や英語圏)に住んでいると、現地の言葉に影響されて、「こける」を「落ちる」と言ってしまったりします。小さなミスですが、致命的に意味が伝わりません!学校の中庭や校庭のことを、スペインでは、『パティオ』といいますが、そのまま言ってしまっては、おじいちゃんには、もはや意味不明です。孫にとっては、自分の体験を祖父母に伝えることは、意外と難しかったりします。

解決法は至ってシンプルです。積極的におじいちゃんやおばあちゃんと孫が、共有できる話題(体験)を作るのです。

ビデオ通話×オンラインゲームは相性がいい!

共通の話題は、一緒に何かをすることで、簡単に作れます。そして、おじいちゃんやおばあちゃんの趣味の世界に、孫を引き込むのが一番です。その中でも、ゲームの世界で繋がるのは、おすすめの方法です。なぜなら、たいていの子供はゲームが大好きだからです。

ただ、今は流行っているというだけの理由では、子供が喜ぶゲームでも、おじいちゃんやおばあちゃんはのってきません。そうではなく、孫が合わせるようにするのがベストです。つまり、昔からある遊び、おじいちゃんやおばあちゃんが熟知している遊びのオンラインバージョンを狙うのです。

我が家の場合は、おじいちゃんの長年の趣味である囲碁で、孫たちがハマリました。歴史のある遊びというのは、シンプルなルールの中に、長年の歳月を超えてくるだけの面白味や深みがあります。そして、おじいちゃんの囲碁レベルは、趣味でちょっと強い程度ですが、孫にしてみれば、圧倒的な強さを発揮しています。だから、孫たちは囲碁を始めてから、おじいちゃんの見る目が変わりました。「打倒おじいちゃん!」に燃えながらも、学ぶことの多い、おじいちゃんとの一局を毎週心待ちにして、楽しんでいます。

囲碁のオンライン対局をする場合、パソコンをメインで使ってゲームをして、同時に、スマホでLINEやWhatsAppのビデオ通話を使うと、顔を見て会話しながら対局できます。でも、実際、対局中は、やや無口というか、「う!」とか、「お!」とか、「そうきたか!」や「あたり!」ぐらいしか、言わないというか、もくもくと打っている場面も多いので、対局の前と後だけスカイプで会話するというパターンも多いです。対局終了後のほうが、お互い感想を言ったりして、会話がはずみます。

おじいちゃん、早く打って!

囲碁のオンライン対局×ビデオ通話で日本の文化に触れる!

オンライン対局とビデオ通話の組み合わせは、5、6歳くらいからがおすすめです。囲碁であれば、OGSという登録すれば、誰でも無料で使える対局のプラットフォームがあるので便利です。これは、30言語以上に対応したインターナショナルなサイトで、初心者への簡単なルール説明から、上段者のライブ対局観戦、自分の対局のAI分析など、いろいろできます。

囲碁は、日本発祥ではないですが、日本から西洋に伝わった経緯で、世界で使われる用語は日本語がもとになっているものが多いです。子供の日本語の幅が広がるとともに、日本語が語源の言葉が世界の言語で使われているということを知ることは、単純に日本ルーツの子供にはうれしいようです。

囲碁のオンライン対局は、もともと、囲碁を知っているおじいちゃんやおばあちゃんにしてみれば、ネット上の簡単な操作さえ、覚えてしまえば、あとは、普通に対面で打つのと同じなので、とっかかりやすいです。そして、囲碁は置き石というハンディをつけて対局できるので、レベルの差がある相手でも、その差を調整して対局することができるのでおすすめです。

ゲーム担当はおじいちゃん?

わりとゲームにはまるのは、男性が多い印象ですが、囲碁や将棋の世界にも女性のプロはいます。勝負好きであれば、誰でもむいてます。囲碁や将棋をたしなむおじいちゃんやおばあちゃんは、オンラインの世界で孫と対局するのもおすすめです。

まとめ

祖父母と孫のビデオ通話での会話は、自然には盛り上がりません。ゲームの効果を利用すれば、孫は一緒に遊んでくれる祖父母とのビデオ通話を楽しみにするようになります。ハンディをつけて、勝てそうでもなかなか勝てない相手だと、燃えますよね。

そしてなによりも、そうやって定期的にビデオ通話でやりとりしていると、遠くに暮らしていても、人間関係の距離が近くなります。そうすると、一時帰国したときなども、おじいちゃんやおばあちゃんと孫の間で、久しぶりな感じがあまりしなくなります。趣味の世界でつながっていれば、オフラインで一緒にしたいこともおのずと生まれてくるので、おすすめですよ。

いつか脚付きの碁盤で!

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