コロナ禍での子連れ一時帰国 する?しない?

一時帰国ハック

海外在住の日本人の多くにとって、一時帰国は楽しみなイベントです。でも、コロナ禍では、人の移動が制限され、日本への道のりがぐっと遠くに感じられるようになりました。子連れでの一時帰国は、さらにハードルが高くなります。現実的に子連れでの一時帰国を考えたときの問題点ついてまとめた記事です。

空港から移動の交通手段と14日間の待機場所はどうする?

2020年10月30日時点版の水際対策の情報によると、日本人の一時帰国の場合、日本上陸後、14日間の待機が必要で、公共交通機関の使用が認められません。

空港からの交通手段と14日間の待機場所をどうするのかは、一番の問題です。いつもは公共交通機関を使って、実家に行き、そこに滞在というパターンのご家庭が多いかとは思いますが、交通公共機関が使えないので、そこをまずクリアしないといけません。

日本での滞在先が空港に近ければ、まだハイヤーを使ったり、家族に車で迎えに来てもらうこともできますが、地方の片田舎なら辛いですね。我が家は関西空港から、高速道路利用で2時間ぐらいの距離なので、ハイヤーは8万円くらいします。自分でレンタカーを利用して運転すれば、費用はもっと抑えられますが、長距離フライトのあとの疲労と時差ボケを考えると、ちょっと怖いですね。子供のチャイルドシートのセッティングも慣れていないと、悪戦苦闘することになるかもしれません。体力と気力の両方を備えて、長距離運転をものともしない人ならいいですが。そもそも、免許のない人にはレンタカー利用はない選択肢です。

そして、実家で14日間の待機をするのもためらわれます。高齢の家族がいれば、もしもの感染があってはいけないし、感染者のとても少ない地域では、海外からの一時帰国者に不安を感じる住民もいるでしょう。田舎になればなるほど、この点はハードルが高くなる気がします。遊びたい盛りの子供たちを14日間待機させる滞在場所は、ある程度広くないとストレスですが、そういった滞在先を手配できる経済力がないと厳しい14日間になりそうです。そして、2週間も待機期間があるので、滞在予定の期間がその倍以上ないと、何しに帰国したんだか、消化不良の気持ちになりそうです。

ちょっと想像するだけでも、政府の水際対策が緩和されるまでは、なかなか日本には帰りづらいですね。

日本政府の水際対策は月単位、週単位で変わっていくので、最新情報を公式サイトで確認することが大切です。

(2021年3月追記:アラブ首長国連邦、イタリア、オーストリア、オランダ、スイス、スウェーデン、スロバキア、デンマーク、ドイツ、ナイジェリア、ブラジル、フランス、ベルギーからの入国者に対する措置が追加されました。これまでは自宅等で入国後14日間の待機となっていたところが、今後は、検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)で待機、入国後3日目に改めて検査を受けるとのこと。その上で、陰性と判定された方については、検疫所が確保する宿泊施設を退所し、入国後14日間の残りの期間を、自宅等で待機することになるそうです。)

参考情報:

水際対策の抜本的強化に関するQ&A
新型コロナウイルスに関するQ&A(水際対策の抜本的強化)について紹介しています。

外国籍の家族は日本に上陸できる?

2020年10月1日以降、在留資格のある外国人の新規入国が許可されるようになったので、海外在住の外国籍の家族は、それなりに準備すれば上陸できるようになりました。ただ、観光目的での入国が許可されない状況では、日本人の家族ということで入国する場合、事前に査証を入手しなければいけません。日本から取り寄せないといけない書類もあり、結構面倒な手続きとなります。(状況は変わるので最新情報をお住まいの大使館や領事館でご確認ください。)

小さい子供連れだと、日本人の片親だけで長距離移動するのは大変です。両親ともに日本人なら、その点、問題はなくなるのですが、外国籍の配偶者がビザなしでは一時帰国に同行できないとなると、急にハードルが高くなります。

参考情報:

国際的な人の往来再開による新規入国のための査証(ビザ)の申請

陰性証明は必要?

外国人は、査証に加え、入国拒否対象地域に指定されている国・地域から日本へ入国する場合、追加的な防疫措置として出国(搭乗予定航空便の出発時刻)前72時間以内のCOVID-19に関する検査及び陰性証明の取得が必要となります。

日本人が一時帰国の滞在目的で入国するのであれば、特に陰性証明の提出は必要ではなく、到着空港で、新型コロナウィルスの検査を受ければよいようです。検査のために数時間でも空港で待機させられるのは、じっとしていない子供連れだと辛いです。(最悪、再検査などで結果が出るまでにさらに時間がかかることも!)

ただ、この出発国の出国72時間前の陰性証明は、一時帰国の日本人に対して、日本が求めていないだけで、第三国で乗り換えの場合は、その国の要請にしたがう必要があります。日本への直行便が利用できない場合、いろいろ確認しなければいけない項目が増えていきます・・・。汗 

感染リスクが地域でばらつきがあるので、居住国や経由国、日本や海外での滞在期間と目的(一部のビジネスは別枠)、国籍を考慮して必須となる検査、書類も異なり、もやは異様に複雑化したパラレルワールドです。

2020年11月1日以降は、感染リスクのレベルの引き下げられた9か国(韓国、シンガポール、タイ、台湾、中国、ブルネイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランド)からの入国には、入国時の新型コロナウイルス感染症の検査が原則不要となるようです。

参考情報:

外務省 海外安全ホームページ
海外に渡航・滞在される方々が自分自身で安全を確保していただくための参考情報を公開しております。

(2021年1月追記:変異ウイルスの確認が2020年12月にされて以降、検疫が強化されいます。感染者が確認された国・地からのすべての入国者は、出国前72時間以内の検査証明が必要とされます。また、検査証明を提出できない帰国者は、検疫所が確保する宿泊施設での14日間の待機が必要とされます。そして、居住国に戻る時も、入国に際し検査証明が必要となるケースが増えています。国によって認められる検査の種類にも多少のばらつきがあるかもしれないので注意が必要です。)

もし感染したらどうなる?

万が一の感染判明を3つの期間(居住国出国前、日本入国前、日本出国前)に分けてリスク判断してみました。いつ、どこで、だれが感染してもおかしくない状況ともいえるので、一応考えてみたのですが、「さあ、もうすぐ一時帰国!」というときに、感染が判明して、治療もしくは自己隔離中ということは考えらます。飛行機には乗せてもらえないですよね。。。飛行機の日付変更が必要になり、さらにその後の予定が全てリセットされてしまいます。

でも、一番厄介なのが、日本入国前の水際対策としての検査で陽性反応が出ることだと思います。検疫官の指示に従って医療機関に直行となることが想像されます。(想像しただけで、頭が痛い。)

最後に、日本滞在中に感染が判明したら、もともとの14日間の待機に加えてのさらなる自己隔離で、常に隔離滞在(?!)となります。最悪、予定していた復路便にも乗れないということにも。復路の日付変更で対応するにしても、ばたばたですよね。

これらは、可能性の低い最悪のケースですが、一応、考えてみることは必要だと思います。

まとめ

子供の年齢と人数にもよりますが、普通の一時帰国でも疲労困憊するような長距離移動の場合は、コロナ禍では、おすすめできません。なぜなら、いつもより気を付けないといけない項目やロスタイムが多くなるからです。ストレスに強いメンタルで、さらにラッキーな体質(!?)のひとでないと辛い印象です。経済的に余裕があれば尚良しですね。

直行便のある海外の大都市から、東京や大阪近郊への帰省なら、子連れでもまだギリギリあり得ても、第三国での乗り換え必須での日本の片田舎への旅路は、困難が予想されます。そういった場合は、やむを得ない事情がない限り、コロナが収束し、規制が解除され、晴れて一時帰国できる日を待つほうが無難な感じです。

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