コロナ禍中のスペイン、学校生活はどんな感じ?

育児あれこれ

世界でコロナウィルスが猛威をふるう中、ヨーロッパでは感染拡大が続いています。スペインの深刻な状況は、場所によりばらつきがありますが、私たちの住む街の現状について幼稚園と小学校の学校生活を中心にまとめました。

学校の予防対策はどんなもの?

スペインの小学校や幼稚園は2020年3月に休校となり、9月に再開されました。最初は、安全対策が十分できているのか、不安に感じる保護者も多かったです。でも、半年近く休校していたので、9月に再登校できることの喜びのほうが、大きかった印象です。

スペインの保健省のガイドラインにそって、各州でコロナ対策マニュアルが作成され、学校側に指示が出されています。それによると、6歳以上はマスク着用が必要で、それ以下の幼稚園児はマスクは着用しなくてもいいことになっています。また、1クラス最大25人までのGCE(Grupo de Conviviencia Estable)と呼ばれる安全に接触するためのグループを作り、接触をグループ内に限定します。グループ外の生徒とは接触しないよう、出来る限り切り離します。校庭でも、各クラスごとに使えるエリアが決められています。階段でもすれ違わないように時間差を設け、トイレも各クラスで使ってよい場所があらかじめ決められています。また、登下校時も、門を分けて密にならないよう配慮しています。(送り迎えの保護者で各校門前で5~10分程度、密になってますが。。。まぁ、許容範囲?!)

こういったグループ(クラス単位)の行動にするのは、コロナ感染者が出た場合の濃厚接触者の数を限定しやすくするためです。(1クラスが25人以上の場合は、クラス内でも生徒間の距離を保ち、クラスメイトの接触を控える方針に変わります。)

登校すると、まず、生徒は全員、先生から手にアルコール消毒を吹きかけてもらいます。各家庭では、毎朝、登校前に体温を測る必要があり、37,5度以上の熱があれば、登校できません。(うちの子たちは、三日に一度は測り忘れたまま登校してます。汗)また、咳や鼻づまり、下痢や嘔吐といった症状があれば、コロナ感染の疑いがある症状として認識され、登校できません。ただ、判断に迷うこともあるので、一番の目安は37,5度以上の熱があることです。

鼻水の症状はどちらかというと、通常の風邪という感じですが、マスクをしているとものすごく息苦しくなるのと鼻水でマスクが濡れるので、日中、マスク着用を義務付けられる6歳以上の子供にはつらいです。また、小学生低学年だと鼻をかもうとして、マスクをはずして、うっかりくしゃみをするとか、先生が青ざめる行動をとりかねないので、自宅待機が望ましいです。

学校に登校出来ない場合は以下の通りです。

・コロナ感染の疑いのある症状がある
・コロナ検査で陽性反応がでた
・コロナ検査の結果待ちである
・コロナ感染者の濃厚接触者として隔離中

学校ではクラスメイトとしか接触しないようにしているので、縦割りのクラブ活動はほとんどなくなりました。サッカーやバスケなどボールをつかうスポーツも一切できません。図書室も使えません。階段の手すりもあまり触らないように、子供たちは指導されています。(危ないけどね!)そして、共同スペースを消毒する清掃員がひとり配置され、日中はこまめに消毒されているようです。給食を食べる食堂も、場所を広く使うために、今期は体育室も食堂として使用するようになりました。また、換気のために常に窓は開けています。この地域は冬でも、雪が降るほどには寒くならないので、教室内では厚着で乗り切る冬になりそうです。

保護者の懇親会は基本的にオンラインになりました。対面の場合は、4人ずつのグループにするなど、ソーシャルディスタンスを保てる形で行われます。

生徒の陽性が確認されたらどうなるの?

学校時間内に、コロナ感染を疑われる症状が出た場合、生徒は隔離されます。学校には、隔離用の部屋が用意されています。そして、すみやかに保護者が迎えに来るように連絡がいきます。それから、医療機関の診察が必要になり、その後はそこの指示に従います。

学校時間外で体調不良が確認され、医療機関の診察を受け、コロナ検査した場合、結果がでるまでの間、自宅隔離となります。そして、陽性だった場合は、学校側に至急連絡をすることになっていて、学校は保健所に連絡をし、学級軽鎖となります。学級閉鎖の期間は10日間ですが、保健所が判断します。そして、クラスメイトは濃厚接触者としてコロナ検査が必要になります。

また、生徒の家族に陽性者がでると、家族全員が濃厚接触者となります。そして、保健所の指示にしたがい、家族は自宅隔離となります。コロナの検査結果がでるまでは、生徒のクラスメイト(濃厚接触者の接触者)は通常通りの生活をつづけますが、その生徒の結果が陽性であれば、すぐに学級閉鎖になります。クラスメイトは、感染者の濃厚接触者としてリストされ検査に送られます。

学級閉鎖後の再登校は、学級内感染がなかった場合、保健所の定めた、期間満了後です。医療機関からの陰性証明は必要ありません。学級内感染があった場合、保健所が再登校のリスクを判断します。

まとめ

学校内では、安全を最優先して色々対策されています。ただ、一歩、校外にでれば、同じクラスの子供の兄弟と一緒に遊ぶ機会もあります。厳しすぎてもよくないし、緩みすぎてもよくないので、ラインひきが難しいです。万が一の感染のときに備え、接触者を限定し追跡しやすいようには気を付けています。低学年のマスクの使い方は、よく鼻がでてるし、帰宅するころには上下がさかさまだったり、裏表が逆だったりするので、自分の身を守る効果はあまりないだろうなとは思います。(日本のいわゆる給食マスクは上下の区別がなく、表裏も間違っても気付かないような。。。)

子供は、新しい日常にも、馴染むのが早いです。マスクをつけたまま、全力疾走で鬼ごっことかしてるので、よく疲れないものだと感心します。もはやマスクに合わせて新しい身体能力を身につけているかのごとくです。(みんながみんなそういうわけでもないですが、長男はそうです。次男はマスクから鼻だしてます。本当はだめだけど。。。)

はやくコロナ問題が収束しますように。

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