イギリスの児童文学はファンタジー性が高い!ナルニア国物語

ナルニア国ものがたりが面白い! 海外で育む日本語

イギリスは壮大なファンタジーものの児童文学を生み出す作家を何人も輩出しています。そのうちの一人であるC・S・ルイスの「ナルニア国物語」について紹介します。

C・S・ルイス作『ナルニア国物語』とは

合計7作品から構成される子供向けの小説です。まず、第一作目の「ライオンと魔女」が1950年に刊行されました。その後、一年に一冊のペースで1956年まで次々と続編が出版されました。

1950年代は、英米児童文学の第三の黄金期と呼ばれ、「指輪物語」なども同時期の作品です。発表されてから、70年以上たってもナルニア国物語は、人気が高く、近年、ディズニーから映画化されました。『ライオンと魔女』(2005年)、『カスピアン王子の角笛 』(2008年)、『アスラン王と魔法の島 』(2010年、原作題『朝びらき丸 東の海へ』)が映画化公開されています。

地方の古い屋敷にやってきた4人きょうだいが、ある日大きな衣装ダンスに入ると、雪のふりつもる別世界へとつづいていました。このナルニア国で、子どもたちは正義のライオンとともに、悪い魔女の軍と戦います。

岩波少年文庫『ライオンと魔女』内容紹介より

岩波少年文庫では対象年齢は、小学4、5年以上としていますが、お話しを聞かせる分には、5歳くらいからでも大丈夫です。

読み方の工夫と実際の子どもたちの反応

夜寝る前にお話をすると、とっても喜んでいました。直接、本を読み聞かせるのではなく、私が、事前に読んだ章を思い出しながら語るという素話の形式でお話ししました。

このお話の面白いところは、4人きょうだいが活躍しているところです。長男がピーター、長女がスーザン、次男がエドモンド、次女がルーシーなのですが、我が家の3人の子どもたちは、それぞれ思うところがあるようです。特に次男はエドモンド(次男)がお気に入りでした。第一作目では、エドモンドはきょうだいを裏切って、悪い魔女側につく、ややダサい役回りなのですが、そんなこともお構いなしでした(笑)。寝る前のお話しを楽しみにするあまり、「エドモンドの話の続きして~」と言ってました。次男の中では、もはやメインキャラクターでした。一方で、我が家の末娘は、同じく末娘のルーシーにハマって、勝手に自分と重ね合わせていました。我が家の長男は、それほどピーターに入れ込むそぶりはなかったですが、それでもピーターの動向が多少、気になっていたのだと思います。

映画化されているので、お話しを聞かせてから、映画を観るようにしました。というのも、最初に、映画をみてしまうと、どうしても映画の世界観にひっぱられてしまうからです。

まとめ

こちらの作品は、子どもたちの想像力を育む素敵なストーリーなので、とってもおすすめです。動物や木がおしゃべりしたり、大男や小人が出てきたり、登場人物も魅力的です。そして、衣装タンス(ワードローブ)の中から異世界につながるという設定はわくわくします(第一作目)。ちなみに、原題は、”The Lion, the Witch and the Wardrobe”です。邦題では、ワードローブの部分がふっとんで、『ライオンと魔女』だけなのが、ちょっと残念ですね。暗くて狭い場所から、異空間へとつながるのは、『おしいれのぼうけん』を彷彿とさせます。が、『ライオンと魔女とおしいれ』とするわけにもいかないですもんね。(そもそも、イギリスのどっしりした家具と押入れは全く別物ですね!)

こういった長年のベストセラーはいろんな言語に訳されているので、海外で育つ子供の場合、次に原語や現地語で読んでみても良いかもしれません。

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