子供の口からスラスラ日本語を引き出す簡単会話術!

海外で育む日本語

国際結婚組の育児での共通課題のひとつは、日本語をどうするかということです。親が日本語で話しかけていても、子供は現地語でしか答えないという状況は生まれます。でも、それを回避するちょっとしたコツがあります。そのコツについての記事です。

コツは子供の言葉を繰り返すこと

コツといっても、とっても簡単で、日々の会話で子供の言った言葉を繰り返すだけです。すぐにその場で自然な日本語に直して繰り返すことで日本語力がみるみる伸びます。

繰り返すときのポイントとしては、正しい日本語が子供の頭に刻まれるところをイメージすることです。

次男が四歳だったころの会話を例にとると、

みて、Estrella!

星みてって言った?どれどれ?

ほら、あのほし!

こんな感じで、次男が現地語で借用してきた名詞のEstrellaを、すぐさま日本語の「星」に直します。子供の言葉をちょっと確認する様に繰り返してから会話を続けるのです。すると、あら不思議!子供もすぐに、いま聞いたばかりの「ほし」という言葉を使って会話を続けました。次男は特に、しゃべりはじめるのが遅かったので、2~3歳ごろから、こういった方法を意識して会話していました。そして、子供の性格や性質にかかわらず、何歳になっても、効果的だと感じています。

繰り返すことで日本語表現の定着を目指す

子供は一度聞いたら、次の会話には訂正された言葉を自分から使ってきます。でも、一度聞いただけでは、すぐに定着しません。むしろすぐにまた忘れてしまって、数分もたたぬうちに、一度は日本語で言えた単語も現地語に戻ってしまうことも多々あります。

でも、適切でない言葉をこつこつ直して繰り返すよう心がけます。このひと手間が大切です。なぜなら、この繰り返しで語彙は定着していきます。逆に言うと、繰り返さないと定着しないということです。会話しながら、イメージするのは、子供の頭の中のデータベースです。日本語の部分の入力を、身近で唯一の日本語話者の自分が、ひとつずつ手動で入力しているような感じで、「星」という言葉が子供の頭にインプットされる様子をイメージします。ちょっと意識するというだけで、子供に寄り添う気持ちになります。ひとつの言葉を訂正するとき、置き換えられる候補はひとつとは限りません。「ほし」ではなく「おほしさま」でもいいし、むしろそっちのほうがしっくりくる場面もあります。そして、ひとつの概念でも、色々な言い方があることに馴染むことは、言葉の世界をより豊かにします。

継続は力なり

単語だけではなく文章丸ごと現地語ということもあります。でも、基本は同じです。子供の文章を自然な日本語に直してから、会話を続けます。おしゃべりな女の子など、どんどん言いたいことが溢れて、日本語では表現が追いつかない、親もいちいち直してられないということもあるでしょう。多忙な親はそんな悠長なことを言っていられないほど、子供と向き合う時間が限られているかもしれません。また、親自身が適切な日本語がすぐに思い出せない!という歯がゆい思いをすることもあるでしょう。でも、『継続は力なり』なのです。

まとめ

親子で会話する際、子供の言葉を確認するような気軽さで、文章を自然な日本語に直してから、会話を続けると、子供の日本語力が伸びます。すでにした間違いを指摘するためではなく、次の会話では、インプットした言葉が口から出てくるように導くのが目的です。子供がいちいち考えなくても、適した言葉が口からでやすいように手ほどきしてあげましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。

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