ドイツの児童文学が面白い!エンデ作のジム・ボタンの冒険

ジム・ボタンの冒険 海外で育む日本語

ドイツの児童文学には素晴らしい作家が何人もいます。そのうちの一人であるミヒャエル・エンデの「ジム・ボタンの冒険」について紹介します。

ミヒャエル・エンデ作『ジム・ボタンの冒険』とは

前編と後編の2作品から構成される冒険ものです。まず、1960年に前編である『ジム・ボタンの機関車大旅行 』が出版され、ドイツ児童図書賞を受賞しました。続いて、1962年に後編の『ジム・ボタンと13人の海賊 』が出版されました。

お話しが生まれてから、半世紀以上たった今でも、人気の高い作品で、その証拠に近年、映画化されました。2018年に前編が映画化公開され、さらに2020年に後編も公開されました。

ミヒャエル・エンデの代表作といえば、日本では「はてしない物語」や「モモ」が何十年も前に映画化もされていて有名ですが、ドイツでは、ジム・ボタンシリーズも子どもたちに根強い人気があります。

岩波少年文庫では対象年齢は、小学4、5年以上としていますが、お話しを聞かせる分には、5歳くらいからでも大丈夫です。

読み方の工夫と実際の子どもたちの反応

夜寝る前にお話をすると、とっても喜んでいました。直接、本を読み聞かせるのではなく、私が、事前に読んだ章を思い出しながら語るという素話の形式でお話ししました。

このお話しのすごいところは、最初のつかみの良さです。お話しが始まってから、すぐにお話しの世界にハマったのは、最初から子どもの興味を引くエッセンスがちりばめられていたからです。フクラム国という奇妙な名前や、人格のある汽車の描写など、なんだか気になるものが多いのです。そして、第二章にはいってすぐに、謎の小包が届いて、中身が赤んぼうという衝撃的なスタートです。(その赤んぼうたジム・ボタンと名づけられ、頼もしい主人公となります。)

子どもたちは、毎晩、続きを楽しみにしていました。

続編では、そのジムの意外な出生の秘密が分かるという構成になっていて、前編から随所に伏線が張り巡らされています。子どもたちもすっかり忘れたころに、全てがしっくりくるような気持ちの良いエンディングが待っていて、「おお~!」という感じです。

後編を読み終えて、「もう、おしまい」というと、子どもたちは、また続編があるのかもと期待していたのか、ほんとうにもう何もないと分かると、残念そうでした。

まとめ

こちらの作品は、前編と後編を読むことで、全体像が初めてわかるという、奥の深い内容になっています。子どもたちの想像力を育む面白いストーリーなので、とってもおすすめです。一度、読んだことのあるお話は、面白いと強く心に残っていれば、大きくなってから、自分でまた読んでみようと思うものです。ですので、小さいときに、一度読み聞かせておくには、ピッタリの作品だと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました