漢字の教え方の要所は?漢字圏以外で育つ子供編

6~9歳の日本語

海外で我が子に日本語を教える場合、漢字をどこまで教え込むかというのは、悩ましい問題です。現地では、漢字を目にする機会も使う機会も圧倒的に少ないので、覚えられなくて当たり前です。そんな子供に、いかに漢字を教えるかについてまとめました。

漢字の世界は面白い!

学年に配当される漢字の数は年々増えていきますが、日本に暮らす子供と同じペースで漢字を習得することは、現地校に通う子供にとっては、ほぼ不可能です。理由は、覚えられないからです。たくさん書いても忘れてしまうのです。テストをしても忘れてしまうのです。なぜなら、使わないからです。使う必要性がないからです。逆に、それほど使う必要性のない漢字を習得するには、好きになるしかないです。

私が子供に漢字を教えるのは、日本語を習得するうえで、漢字が不可欠なだけではなく、漢字そのものの世界観が好きだからです。深くて面白いです。漢字の世界を面白いと思うようになったのは、白川静先生の漢字学に触れてからです。著書はたくさんあり、その流れをくむ方々の著書も読みやすいものが多く、とても面白いです。

軽く読める上記の二冊と比べると下記の一冊は専門的です。

漢字カルタは使える!

具体的に、子供に漢字を教えるときに役立っているものは漢字カルタです。数種類でていますが、一番の基本は「101漢字カルタ」です。我が家では、これを4枚ずつくらい壁の見えやすいところに貼っています。古代文字と現代の漢字が絵と一度に見ることができるので、漢字のなりたちのを脳裏に印象付けることはできます。毎週違う漢字に変えておくと、子供は暇なときになんとなく見つめています。眺めているだけでは、書けるようにまではなりませんが、まず目に馴染ませることが大切です。「101漢字カルタ」の次に「98部首カルタ」も便利です。

子供に漢字を教える方法
出典:101漢字カルタ
古代文字を見れば分かりやすい!
「多」の字は肉が多いってことだったのね!

漢字は書けるようになるべき?

年齢相当の漢字が書けるにこしたことはないです。でも、きっちり書けるようになるのは、相当難しいので、学年配当の漢字を「ちょっとは書いてみよう!」というノリで教えています。教えるときには、漢字を配当学年ごとに分けた「漢字なりたちブック」が、それぞれの漢字を挿絵つきで説明していて分かりやすいです。

子供に漢字を教える
出典:漢字なりたちブック2年生
道の字になぜ首があるのか分かるけど、かなり怖いね。。。

一冊ずつ揃えても良かったのですが、うちは、6学年分セットになっているものを買いしました。その方が、配当学年にこだわらず、気になった漢字をささっと確認できて便利です。また、配当学年の漢字を調べるのには、漢字辞典よりお手軽で使いやすいです。我が家では、買ってよかったと思う教材です。

書き取り練習には、オンラインで無料ダウンロードできるちびむすドリルの漢字練習帳を使っています。同じ漢字を6~8回ぐらい書くだけなので、子供は、速攻で忘れます。私は、書き順だけチェックしています。

今の時代、海外で育つ子供の場合、漢字はゼロから書けなくてもいいと思います。(もちろん、ゼロから書けるにこしたことはないのですが、高望みすぎるので。)漢字の読みをPCやスマホに打ち込むことができれば、あとは正しい漢字を選択できるかどうかが大切です。そして、その漢字をお手本に、書き写すことができれば、日本に行っても日々の生活でそう困らないのではないかと思うからです。

小学1年生~6年生までの漢字-ちびむすドリル【小学生】
無料でダウンロード・印刷できる、小学1年生の漢字練習プリントと書き取りテストです。 小学1年生で習う80字の漢字を、1文字ずつていねいに練習し、書き取りテストで習熟度を確認することができます。

まとめ

漢字は、覚えるのは難しいですが、漢字そのものは面白いものです。面白いところだけ、子供に教養として教えるのでいいと思います。白川漢字学は、昔の漢字の世界を読み解くひとつの説ですが、ひきこまれる魅力があります。その一方で、漢字の成り立ちは、子供に説明しやすいものばかりではありません。しっくりこないものは、成り立ちの説明にこだわらず、とりあえず書いた実績をつくるだけでもいいと思います。無理強いしても、親子で後味が悪くなるだけなので、それなりのご褒美もセットで楽しく取り組むのが一番です。

実際、我が家の場合、学年配当分の漢字を一通り、書く練習をしたら、新しいゲームをダウンロードしてもいいという約束をしたので、子供はもくもくと書き写しています。(やっつけ仕事的なところはいなめません!)でも、白川漢字学の影響は多少受けているはずなので、ただ書く練習をするよりは頭の片隅に残りやすいのではないかと期待しています。

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