海外からベネッセ通信講座はどうやって受講する?

海外で育む日本語

海外で子供に日本語を教える家庭にとって、ベネッセの通信講座(こどもちゃれんじ、チャレンジ小学講座など)は効率よく日本語教材を提供してくれるありがたい存在です。通常の国内受講とは別に海外受講のプログラムもありますが、あえて国内受講を利用し、日本の実家などを経由して、海外で受け取っている家庭が多いのも事実です。このふたつの受講方法の違いについてまとめました。

国内受講と海外受講の違い

まず、海外受講の場合、受講契約がベネッセとではなく、販売会社となります。つまり、申し込み先、解約先、支払先が異なります。

そして、費用が違います。海外受講費は郵送費を含んでいるので当たり前ですが、高いです。

1カ月の基本の受講費は年齢によって教材が違うので異なりますが、小学1年生の場合で比較してみますと月あたりの国内受講費は税込2980円です(一番割安となる12か月一括払いの場合。年間35,760円。2020年度時点)。

海外受講は国によって送料が違うので、費用が変わりますが、スペインの場合ですと、月あたり6,491円(航空通常郵送、第2地域)です。海外受講だと費用の半分強を送料がしめるということになります。(宅配、EMS便だとさらに割高となって7,091円)

こどもちゃれんじの場合でも、国内受講では0歳児から年長まで一律月あたり税込1,980円(12か月一括払いの場合)ですが、海外受講費は月あたり5,740円となり、半分以上を送料がしめます(送付先がスペインの場合)。

そして、海外受講の場合は、基本的に年度単位の一括払いのみとなっています。年度途中からの開始の場合は、開始月号から翌年3月号までの一括払いとなります。受講期間中の途中解約はできます。

また、通常の国内受講の場合、年度単位の一括払いの他に半年一括払いと毎月払いが選べ、最短2ヵ月から受講できます。1ヵ月のみの受講はできません。

国内の通常受講、海外受講ともに入会費はありません。

教材は通常国内受講でも海外受講でも月々送付されます。

ただ、検疫の関係で、ひまわりやトマトといった植物のお世話系の教材は海外に発送できません。(国内代理人あてに送付はできるとのこと)

ちなみに関税については、宅配の場合には、追加の関税はかかりません。しかし、郵送(EMS便など)の場合には、国・地域によっては追加の関税がかかる場合があり、それは販売会社では負担してくれないので、自己負担となります。(詳しくは公式サイトの海外受講費についてのQ&Aをご参照ください。)

では、郵送費のかかる従来通りの紙媒体ではなく、オンライン教材だとどうでしょう?残念ながら、海外受講では、専用タブレットを利用する講座(チャレンジタッチ)は申し込みできません。

海外でチャレンジタッチ(タブレット教材)はつかえる?つかえない?

これは、個人の責任で判断するしかないですが、チャレンジタッチは海外で全く使えないわけではありません。実際、アメリカ、カナダ、スペインに住む友達の子供がチャレンジタッチを受講しています。

ただ、国内受講として申し込みする必要があり、国内の受講生と同じ条件でのみサポートが受けれます。つまり、タブレット端末の発送は国内の住所のみです。これは、『現在の外為法に基づき、通信発信機能を搭載する「専用タブレット」を海外へお届けすることができない』ためだと、海外受講の公式サイトで説明しています。https://www.benesse.co.jp/zemi/kaigai/faq/a1.html#08

国内受講の場合、端末が届いてから最初の一年間は「機器保証」の保証範囲であり、自然故障の場合は、無償で交換となるのですが、海外にいると、すみやかに交換できません。(自己破損をカバーするサポートサービスも別途申し込みすれば国内では利用できます。)

というわけで、チャレンジタッチは国内の通常受講の条件で、使うこともできますが、専用タブレットの配達が国内に限定されるので、一時帰国のタイミングなどで入会し、専用タブレットを受け取り、初期の動作確認などしてから海外の居住国に持ち帰って使用するのが一番スムーズと思います。ただ、国や現地のインターネットサービスにより接続制限がある可能性があるので、あくまでも自己責任になります。(我が家は紙中心の教材を選択しているので、経験者ではないです。)

海外から国内受講するメリット

海外からこどもちゃれんじや進研ゼミ(紙テキスト中心教材)を国内受講するメリットは、送料の費用が少し抑えられることです。専用タブレットを使うチャレンジタッチに至っては、国内受講でないと申し込みすらできません。

海外受講費は郵送料とその手数料が含まれるので、当然の価格設定とはいえ高いです。もう少し節約したいという場合、一番お手軽なのは、日本の実家を届け先もした国内受講です。もちろん、実家の協力がないと、国内受講は無理ですが、実家に海外発送をお願いできるなら、節約のためのいろいろな工夫ができます。実家でなくても、日本に住む協力者がいればできます。そして、スペースや重量を最大活用し、ちょっとした乾物やお菓子を同封することも出来ます。また、絶対必要というわけでないものは省いてしまうこともできます。私はオンラインでも特集記事の読める「保護者通信」という冊子を実家に置いたままにしています。(テキストの回答や教え方なども保護者通信にのっていますが、低学年のうちは簡単なので、なくても答えは分かります。)

また、子供の取り組みも理想的なペースではない場合も多く、やってない教材が月々溜まっていく状態だと、数か月分まとめて送ってもらう方が経済的ということもあります。急いでないから今月分はSAL便、なんなら船便でもいいよって時に、きっちり月々割高の宅配やEMS便でお届けとなっているともったいないですよね。海外受講の場合、宅配-EMS便または国際郵便(航空通常郵便)の二択です。送料は結構高くつくので、海外で受講する場合、各家庭の環境やスタイルに合わせて工夫すると経済的です。

海外から国内受講するデメリット

日本の家族や友人の手を煩わせてしまうことです。やっぱり手間ですよね。そして、月々きっちりお届けということを期待してはいけません。また、専用タブレットを利用する場合は、サポートや保証が海外では受けれないことです。

まとめ

海外で育つ子のために、ベネッセの通信講座を受講するなら、日本の実家などを経由する国内受講がおすすめです。孫のために、郵便局に行く手間をおしまない元気なおじいちゃん、おばあちゃんが甘えさせてくれるなら、おおいに甘えさせてもらいましょう。あまり甘くない身内の場合は、割り切って海外受講を頼った方が面倒がなくて良いでしょう!海外で現地校に通う子供には、年齢に合わせた年間プログラムのペースは必ずしも最適ではありません。

【こどもちゃれんじ】では問題なくついていけても、【進研ゼミ小学講座】では、遅れなく課題をこなすのは至難の技となることもあります。進捗ペースが遅れてきてもある程度は当然と受け止め、なんらかの形で日本語学習を続けることが大切と思います。少しでも参考になればうれしいです。

(資料請求先はベネッセとなり、国内受講用です。)

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